
どうもケンダマです。今回は、社会人剣道家が陥る怪我をランキング形式でまとめました。
私は29歳から剣道をに復帰したりリバ剣組です。私も復帰してから現役自体では考えられなかったくらい故障に悩まされていました。また、まわりのおじさん剣道家も軒並み故障しており、今後、社会人剣道家に気を付けていただくといった注意喚起も込めて伝えたいと思います。
ちなみに私は本職リハビリ士ということもあり、ケガを防ぐ対処法もあわせて伝えられたらなと思います。それではいってみましょう!
第3位 腓腹筋、ヒラメ筋筋挫傷 筋断裂
いわゆる肉離れですね。けがをした瞬間は足を鈍器できつく殴られたような激しい痛みが走ります。痛みが出た際はすぐに稽古を中断しましょう。
自分は社会人になってからかれこれ3度なっています。しかも両方。本当に痛かった。
ちなみに3~5週安静にしていると回復するといわれていますが、私は受傷4週目で試合に出て、見事再発した経験がありますので、稽古を再開するのは少なくとも1カ月程度は開けた方がよろしいかと思われます。重症なら最寄りの整形外科に頼りましょう。
肉離れの対処法
①体重を落とす 太っていると足への負担が大きく損傷リスクが上がります。
②踏み込みを細かく丁寧に行う 若いころのように大きく強く踏み込んでいると、十中八九損傷します。細かく丁寧に行いましょう。
③量より質の稽古を心掛ける 上手くなりたい気持ちをぐっとこらえて、稽古は量よりも質で、一振り一振りを大事に行う事が大事です。
第2位 指、手首 腱鞘炎
いわゆるばね指ですね。朝起きたら指が曲がらない、伸びない、なんか引っかかるような症状が痛みとともに認められたらサインです。
動かしていくと症状は和らぎますが、気にせず無理していると症状が悪化していき、最悪手術が必要になることもあるため本当に注意する必要があります。
私は剣道復帰時、毎日1000振りのノルマを課していた時があり、見事に腱鞘炎になりました。湿布を貼り伸ばしたり安静にすることで回復しましたが、このけがは再発も多いことから最寄りの整形外科に頼って対処法の指示をもらうことを強くお勧めします。
腱鞘炎の対処法
①こまめに休憩をとる 竹刀を連続で使用することで手には多大な負荷がかかります。水分補給など休憩を十分とりながらけいこを行いましょう。
②軽く握るように手の内を意識する 強く握っていると、指や手首への負担が大きくなります。なるべく軽く持つように心がけましょう。
③量より質の稽古を心掛ける 上手くなりたい気持ちをこらえ、一振りを大事に。
第1位 肩関節周囲炎
でました、いわゆる五十肩です。40歳を越えてから徐々に増えていく怪我の一つですが、剣道家にも例はもれず襲ってきます。はじめは痛みとともに肩の挙げにくさの症
状が認められますが、無理して使っていると肩の機能で非常に大事な腱板の損傷を起こしてしまい、肩が挙がらなくリスクがあるとても危険なケガといえます。
これに関して、症状や程度によって治療方法が変わってくるため、安静にしても痛みがなかなか取れない場合は、迷わず整形外科を頼ることをお勧めします。
五十肩の対処法
①細かな振りを意識する 肩は消耗品です。基本が大事な剣道としては大きく振ることも大事ですが、肩の事を思うとコンパクトに打ちこんで肩の可動をなるべく減らすことがけがを抑制することへと繋がります。
②軽く握るように手の内を意識する 竹刀を強く握っているとその力が肩へと伝播するため、結果的に肩を消耗してしまう原因になります。なるべく軽く持つように心がけましょう。ただし竹刀落としには注意が必要です。
③量より質の稽古を心掛ける その一振りに駆けろ!
いかがだったでしょうか。今回は社会人剣道家が陥る怪我ベスト3とその対処法を紹介しました。
結論として、社会人剣道家は量より質で、こまやかな剣道をしようってことです。
八段戦で一振りもしない痺れる試合、あのような剣道が社会人剣道家として私は理想と考えています。みんなもケガに気を付けてLet’s剣道!!